玉摺機(レンズエッジャー)の修理 [お仕事]
連休明けの5月7日、眼鏡レンズの加工機(玉摺機)の水が出なくなりました。
昔は、眼鏡はガラスのレンズを使っていました。左にあるような機械を使っていましたが、削る時の熱を冷ますために円筒の水タンクに水を入れて削っていました。現在の機械はコンピューター制御で、水は水道直結式になっています。
電磁バルブを調べようと、排水タンクの扉を開いてみると、電磁バルブにつないである、ビニールパイプが重さで曲がって、水の流れを遮っていました。(ソルティードッグのオーナー言うところの中折れ?)
パイプを真直ぐにすると、勢いよく水が出ます。コロナの影響でメーカーよりの出張修理が難しいので、自分でアナログ的に修理しました。
木枠の柱に、?型の金具を取り付け、ビニールパイプを載せるだけですが、勢いよく水が出るようになりました。
10年近く使っている機械ですが、買い替えずにすみました。
100万円ほどの機械ですが、長持ちしてくれています。
この会社は、機械を10年・20年・30年と修理をしてくれて使えるように直してくれます。
一番長く使っている機械は、40年間動いています。
木苺ジャムが出来ました。 [徒然]
5月10日木苺の季節になったので、ジャムを作ることにしました。
家内に応援を頼み、秘密の場所に行くと、「ありました。」
これから実りそうなものもあったので、日を変えてもう一度採りに来ましょう。
ジャムづくりは家内にお任せ。熱い間にビンに入れ、逆さまに置いておくと日持ちするそうです。
800グラムほどで、6瓶出来上がりました。
急坂に実っている木苺を、無理な姿勢で採っていたので、腰にこたえました。
今日の三時のおやつは、母の日の娘からの贈り物の「栗きんとん」のおすそ分けで、一服。
防刃ベスト到着 [猟犬リリー]
5月9日リリーちゃんの防刃ベストが届きました。
すまし顔のリリーちゃんですが、気に入ったようです。
首には、「リリー」ちゃんの名前を入れ、迷子になった時の連絡先も記入しました。
反対側には、精工堂のロゴマークを入れました。広告宣伝費として、経費で落とせないものでしょうか?
5月10日、林道に散歩に行きましたが、イノシシの反応なしでした。
おっと、5月に入ったので、木苺が実っていました。
集めてジャムを作りましょう。
33年前の船舶時計の修理 [お仕事]
5月9日久々に親子時計タイプの船舶時計の修理が、2台来ました。時計の裏に1987年製造とありましたので。33年前の時計です。船の時計の修理は出向日時が決まっているので、納期に間に合わせるのが大切です。しかし、今回は親子時計なのに、子時計だけが持ち込まれているので、修理完成後の動作確認が出来ません。超特急で修理してお渡ししました。
時計を壁に2か所ねじ止めしています。上下が逆さまに写っています。
針を外すと、ムーブメント(機械)を止めるネジが見えます。
先がとがったヤットコでも外せますが、専用の工具があります。
これを使うと、文字板に傷をつけるリスクが少なくなります。
文字盤とムーブメントは、両面テープや接着剤で、軽く固定されています。子時計の構造は簡単です。
33年前の機械ですが、すでにプラスチックが使われていますネ。
部品はこれらと、モーターの部分だけです。30年もたっているので、汚れがこびりついているので、爪楊枝などでこすって落とします。洗浄にはベンジンを使用しました。
簡単な構造ですが、使った工具や油です。
マイナスのドライバーは、文字盤からムーブメントを外す時や、時針を外す時にコジルようにして使います。
グローブオイルは、当店で70年愛用しています。ガラスやケースは、船舶用にはグラスターを使用します。
ルーペは歯車の歯先や軸を調べます。オレンジ色の細長い刷毛は、人毛を使用しています。毛先がすり減るとオレンジ色の軸を削って使いますが、根元まで毛が入っているので50年以上使えます。最近はこんな修理が減ったので、200年以上は使えそうです。プラスドライバーは、1番と2番を使いました。
親子時計の原理です。
子時計の構造は単純です。
子時計を動かす電圧は、24Vで電気工事の資格が無くても、配線工事が出来ますが、親時計の構造や配線の長さにより、電線の太さで、設置できる子時計の数が決まります。