95kg雌イノシシをゲット! [狩猟]
1月14日ががちゃんとレイ君をつれて、剣鉈を探しに、先週の奥山のコースの反対から探していくことにしました。
最後の細竹の林は見つかりませんでした。
いよいよ頂上目指して登りにかかりましたが、奥山の南斜面を下から登るのは勾配がきつく大変です。せめてもの救いは、先日の雨で土に粘りが出ていることです。それでも樹を掴んで少しずつ登ったり、四つん這いになって、岩場を登って行きました。
200m位登ったところで、ががちゃんがイノシシを見つけました。50m位上です。レイ君と少しずつ上を目指しますが石がゴロゴロと崩れて登るのに時間がかかります。
やっとイノシシの寝屋に辿り着いてもイノシシとががちゃんがいません。ががちゃんが哭きながら30m位上で走り回っています。
レイ君も到着してががちゃんと一緒に吠え始めました。
さらに20mほど登ると樹の陰からイノシシの姿が見えました。寝屋から出てレイ君をにらんでいます。横にもイノシシが居ます。
レイ君がイノシシに向かって吠えたてると、2頭のイノシシがレイ君に向かってきました。繁殖期が近いのでつがいのイノシシかもわかりません。大小のイノシシがレイ君に襲い掛かりると、レイ君が素早く後ろに下がります。
つがいのイノシシの場合は雌から先に撃つと、雄のイノシシは未練があるのであまり遠くに逃げないと聞いています。
最初に、小さい方のイノシシが先頭で向かってきます。普通は小さい方が雌なので、頭を狙って「バン」と発砲。外れました。仕方がないので次の大きい方のイノシシの頭を狙って「バン」と発砲、手ごたえがあって、私のすぐ横をイノシシが転げ落ちていきました。
5mほど下のイバラの中でイノシシが、横になっています。レイ君が噛みにいくと、バタバタと暴れています。かなり元気そうですが、走っては逃げられないほどの深手を負っています。
こんな場合は、あわてて近寄って反撃をくらう事があるので、まず弾を込め直して、ゆっくりと近づくとムクット起き上がりレイ君に向かっていきますが、すぐにバランスを崩して、急斜面を転げ落ちていきます。
2~3度同じことを繰り返していると、沢に落ちてそこから動けなくなっていました。
岩場なので滑落しないように慎重に近づき、頭を狙って止めをさしました。久しぶりの獲物に得意そうなレイ君でした。
血抜きをしてよく見ると、初めて見るような大きな雌イノシシで、丸々と肥えています。
一人では降ろせないので、応援を要請すると、風邪を押してI川さんと、クロネコに荷物を出していたO野君が、手伝いに来てくれ、やっとのことで処理場に運びました。
雄イノシシの100キロ越えは何度かあるのですが、雌イノシシの95kgは初めてなので、記念撮影でパチリ。
顔に疲れが出ていますね。
体力を使い果たしたので、解体は明日することにしましょう。
しかし、剣鉈を探しに行ったのに、これでは発見できそうにありませんネ。