青景山でイノシシ探索

5月の連休を利用して大山峠から青影山方面でイノシシ狩りを行いました。

5日の5時から大山峠周辺を下調べすると、イノシシの新しい足跡を見つけました。6時過ぎに時間切れで終了。

6日は満を持して、大山峠から青影山を目指しました。

途中できれいに咲いた五月をパチリ。

大山峠の標識にかごの忘れ物を掛けておきました。

下から吹く風にイノシシの臭いがするので、のぞき込むリリーちゃん。しばらくするとががちゃんが下でイノシシ発見。「ワンワンワンワン」近寄るまもなくイノシシは走ってしまいました。

きつい上り坂で休んでいると、ががちゃんとリリーちゃんがイノシシに反応。追い出しましたが、マチにかからず残念。

ベンチで休憩していると、またしてもががちゃんとリリーちゃんが「ワンワンワン」と鳴き声を上げています。疲れていたので、ベンチに座って様子を見ていると、すぐ横で「カサカサカサカサ」と軽い足音がして、ノウサギが峠を越えて中庄町側に降りていきました。峠を下っていたウサギは、急に直角に曲がって茂みの中に走り去りました。数分してががちゃんが追い付いてきて、峠を下っていきましたが、ウサギが直角に曲がったのには気がつかず、そのまま真直ぐに下りて行ってしまいました。

5分後にリリーちゃんが追い付いてきましたが、峠の周りをクンクンクンと嗅ぎまわって、やっぱり峠をまっすくに下っていきました。

ワンちゃん達がウサギを追いかけている間に、青影山の頂上から景色を眺めていると、ワンワンワンと風呂山の方でイノシシを止めているようです。

風呂屋に移動して、ヌタ場を覗くと水が濁っていました。

足跡もはっきりと残っているので近くにイノシシが居るに違いありません。

ハァハァハァと言いながら、リリーちゃんが水の中に、ポチャン。美味しそうに泥水を飲み始めました。

すぐに大声で呼び寄せ、持参していたお茶を飲ませてやりました。

風呂山の急斜面を下って大シダに到着。リリーちゃんとががちゃんがシダの間を行き来して、イノシシに向かって吠えています。

銃を構えて30分ほど待っていましたが、シダが広範囲に生えているので、なかなか勝負がつきません。

しばらくしてイノシシは反対方面に走ってしまいました。

そろそろ体力の限界なので、そのまま縦貫道路に向かって降りていると、50m下でワンちゃん達がイノシシを止めています。

期待してさらに下山しましたが、北斜面は地面がぬかるんで、滑落しそうでした。時間が掛かってしまったので、とうとうイノシシに逃げられてしまいました。

縦貫道路に降りて、Ｉ川さんのトラックに拾ってもらって大山峠に送っていただきました。

さらに大山峠を探索しましたが、イノシシの反応なしなので、銃をしまって靴に履き替えていると、何やら茶色い物がうごめいています。

やっぱりダニです。大きい物で2ミリ、小さい物は1㎜。爪で潰していきましたが、さらに小さい0.5㎜ぐらいでゆっくり動くものを発見。これはダニの赤ちゃんです。半透明の小さなダニを数十匹やっつけましたが、キリがありません。仕方ないのでズボンと上着を脱いでビニール袋に入れて口元をしっかと縛り、パンツいっちょで車に乗り込みました。家の近くは休日でも車が通っているので、着替えを車庫まで持ってきてもらい、着替えて家に帰りました。

5月の山は、樹からぶら下がっている毛虫とダニとの戦いでした。皆様も山に行くときはダニ予防で長ズボンと長袖で防御してください。