イノシシ狩りin天狗山林道(残念の3連発) [狩猟]
12月19日イノシシ狩りに行きました。
まずは狩りをする場所を決めるための見切り(下見)でイノシシの新しい足跡を探します。
杉の谷付近の池を調べに行きました。
最近は雨が少なく、池もほとんど水が枯れていましたが、昨日、イノシシが水を飲みに来ていました。
池の底が出ているので、池の水を抜いたり、水位を調整する、斜樋(しゃひ)用の石が転がっていました。
古い池なので、昔の工事では長い石に貫通する穴があけられないので、2本の石を組み合わせて、クサビでつないでいました。
匠の技ですね。
現在では長い穴でもあけられますし、コンクリートでため池の工事をしています。
今では使われていないようです。
下見を終えて車に戻ると、あれれ、箱ワナに黒いものが掛かっています。
なあんだ、リリーちゃんでした。
中に入っている、ウリを食べに入ったのでしょうか。流石にしょんぼりしています。
ココのイノシシは、ダムの方向に走られてしまいました。車で先回りしようとしましたが間に合いませんでした。
そこそこの大きさのイノシシだったそうです。
次のイノシシを求めて、奥山林道にまで足を伸ばしました。
因島大橋が見えるあたりで、イノシシと遭遇、ヤゲリの中で、イノシシの姿が見えないそうです。
待っていると雪がちらつきはじめ、手袋に付きましたが、なかなか融けません。手はかじかむし、耳はジンジンと冷えてきました。
私は尾根のイノシシのスレでマチを張りましたが、反対に逃げられてしまいました。
因島大橋が眼下に見える場所で、イノシシの動きをGPSで追っていると、リリーちゃんは、早く放してと大騒動。
猟犬は追いつけても、コチラが追いつけません。
イノシシの通った場所を確認するために、林道を移動しました。
3年前は、車でイノシシを追いかけていましたが、崖が何か所も崩れて、今では通行できません。
結局3回イノシシと遭遇しましたが、残念でした。
以下は、ぼやき声です。
イノシシ駆除の掛け声だけでは、解決しませんね。
住宅近くで箱ワナで駆除しても、山の中はイノシシの生産地となっています。ココでイノシシを捕獲すると、車が通る場所まで数時間かかります。
イノシシの個体数を減らすには、
①林道の整備
②狩猟者の育成
因島で奥山林道が不通なので、一番広い山林が、イノシシの楽園になっています。
若手のイノシシ捕獲者も増えていますが、ワナでイノシシを捕獲出来るようになるためには、数年かかります。
仕事をしながら、ワナ猟で上達するためには、報奨金を上げる必要があります。
提案ですが、報奨金を捕獲10頭までは1頭3万円にすると良いと思います。
初心者は、数年の間は、2~3頭獲れれば良いほうです。
ベテランになると、箱ワナの数も増えるので、年間20頭以上獲れるようになります。
因島ではイノシシの個体数が減ってきているので、初心者がイノシシを捕獲するのが困難になってきました。
毛が人の被害が出てから、慌てて駆除の号令を掛けても、日々の積み重ねで個体数を減らさなければなりません。
イノシシの狩猟者の若者離れは、基本出来なことが出来ていないからです。
一昔前は、イノシシ1頭が、数十万円で売買されていましたが、今では夢物語です。
2022-12-19 16:26
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