くくり罠のイノシシの止めさし [徒然]
2月27日因島中庄町の耕作放棄地に仕掛けた、T頭君のくくり罠に掛かったイノシシの、止めさしを依頼されました。大きなイノシシが、5mのワイヤーいっぱいに下がってこちらに突進してくるので、ワイヤーの掛かり具合が分かりません。しっかりと掛かって居るとは思いましたが、安全のために撮影は中止して、興奮させないように8mぐらいから、レーザーサイトで眉間を狙いました。しかし、太陽光線が邪魔をして、レーザーのポイントが見えません。ドクターサイトのポイントを合わせて、一発で止めさし完了。
眉間を狙いましたが、5cmぐらい下に当たり即死とは、行きませんでした。
急所は外れましたが、脳震盪を起こして転がり落ちて、坂で横になって、足をバタバタさせています。
T頭君がナイフで血抜きと止めさしを行いました。
急斜面なので、引き出しのワイヤーを使用せずに、転がして降ろしました。
段差を利用して、一気に軽トラの荷台に落とすと、荷台がグラリと揺れるぐらいの大物でした。
子作りに励んで、山の中を走り回って、かなり痩せたイノシシでしたが、それでも70㎏はありそうでした。
12月であれば、脂がのって90kgが近い雄猪でした。
明日は狩猟期最後の日曜日ですが、3月からは駆除期間が始まります。
因島は、イノシシ狩りの天国でしたが、皆さんの捕獲技術が上がり、イノシシの数が激減してしまいましたが、農作物の被害が少なくなり、良い事ではあります。
隣の島の弓削町の駆除免許がいただけたら良いのですが……。
2021-02-27 17:57
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コメント(2)
老人ハンターだけで、猪天国になっている隣町の駆除は出ません。
実態と行政はかみ合いません。
猟友会にも縄張り意識があり、厄介ですね。
by 常盤万作 (2021-02-27 21:34)
因島も老人ハンターが多いのですが、ワナ猟師がイノシシを駆除しまくるので、イノシシが激減しています。
良い事なのですが、新人には中々イノシシが獲れなくなり、技術の伝承に支障が出ています。
家から5分の所でイノシシ狩りが出来る、恵まれた環境です。
by 因島のトラ (2021-03-04 14:37)