夢の中でイノシシをリリース

8月10日台風一過、強い風が残る中、イノシシパトロールに三庄町城山に向かいました。ここは、先日箱ワナにイノシシが入ったところで、他にもイノシシがいるようなので駆除してほしいと依頼がありました。

レイ君とががちゃんを、放して10分ぐらいで、レイ君が「ワンワンワン」と吠えています。近づくと「ガサガサガサ」とイノシシが逃げる音が聞こえ、レイ君がイノシシを追って丘を下って行きました。5分もしないうちにカサカサと音がしてレイ君が帰って来た様と、思ったらイノシシでした。慌てて銃を構えましたがイノシシもこちらに気づき、ドッドッドッと走り去りました。30㎏ぐらいのイノシシです。お尻に照準は合わせましたがそちらには畑があり、その後ろには民家があります。民家との距離は大丈夫ですが人が外に出ている可能性があります。走っているイノシシを撃つのは、あまり勝率が良くないので外したら大変。仕方なく見逃しました、と云うか、撃てませんでした。

レイ君とががちゃんを回収して、次は土生町赤松上区のＫさんと、ワナをチェックして回り、新しく1か所ワナを掛けました。

その夜、変な夢を見ました。空き地で数人と話をしていると、小型のイノシシが出てきました。皆で追い回していると、ドジなイノシシで袋小路に逃げ込み、逃げ場を失いました。私が後ろ足を掴んで倒し、両ひざでイノシシを押さえ付け動きを止めて、腰から止めさしのナイフを取り出し、心臓を刺そうとすると、誰かが「イノシシが泣きょうるよ」と言い出しました。見ると眼からポロポロと大粒の涙を流しています。「可哀想なけ、逃がしてやろうやあ」と云うことで、イノシシを逃がしてやりました。

ここで夢は終わりました。この処2回もイノシシを見つけたのに、逃げられているのでその様な夢を見たのでしょう。

現実では、（心を鬼にして）獲物に情けはかけません。