くくり罠の試作 [有害鳥獣駆除]
7月6日イノシシ捕獲用のくくり罠の試作品を作成しました。
目指すところは下記の通り。
①設置しやすい事
②作動の重さが調節できること
③軽い事
④安価であること
出来上がりの試作品がコチラ
a)まずは、ワイヤーを掛ける金具。素人では道具が無いので難しい部品です。近く鉄工所で作って頂きました。代金はイノシシ払い。30㎏以下のイノシシが取れたらプレゼントすることに、物々交換です。
②踏板は、近くのホームセンターのユーホーで、コンパネの端切れを30円で購入。
20センチ角に切り、角を少し落とします。丁番を取り付けます。
③U字金具を取り付けます。ワッシャを3枚かまします。ナットが抜けないように、カシメておくとよいでしょう。
丁番を止めるネジが2ミリほど長くて、テーブルに縫い付けてしまいました。ネジの長さに注意!
④早く確実に作動するように引きばねを取り付けます。
⑤枠の木は、在庫分。試作品で何度かイノシシを捕獲するつもりなので、補強金具(ジュンテンドウ)をしっかり取り付けます。
同じサイズの金具を取り付けたら、ねじ同士がぶつかりました。少し斜めに捻じ込みます。
⑥動作の重さ調節に、爪楊枝を差し込む穴を3か所ずつ開けました。
⑦いよいよ、重さの確認です。
〇爪楊枝4本では、7㎏の荷重で作動しました。猟犬でも作動してしまいますね。ウリ坊狙いの場合は4本が良いようです。
〇8本では、18㎏で作動しました。40㎏ぐらいのイノシシはコチラで狙いましょう。リリーちゃんだとちょっと危ないかもしれませんが、因島の猟犬はほとんど15㎏以下なので、これで安心です。
〇12本では、25㎏で作動しました。大型の賢いイノシシはこちらですね。
重さの調査では、7㎏の水を入れたバケツと、18リットルの灯油缶で調べました。
設置して、日数が立つと湿度で、爪楊枝の硬さが変わってきますので、目安にしましょう。
ワナの厚みは約4センチ以内に仕上がりました。次回は押しバネを作りましょう。
※ステンの部品だけでなく、鉄製を使っておくと、イノシシが獲れた時に埋もれてしまっても、金属探知機で探しやすいですョ。
2019-07-06 19:57
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コメント(1)
素晴らしい。私達の山ではビニールパイプ(20cm)以上に仕掛けます。基本動作はなじようですね。
さらなる紹介をお願いします。
by 常盤万作 (2019-07-10 07:09)