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レイ君の受難 [猟犬レイ君]

1月18日椋浦町を夜間イノシシパトロールをしていると、レイ君がイノシシの臭いを嗅ぎ付け、山に上がっていきました。しばらく待っていましたがなかなか帰ってきません。峠に上がって待っていましたが帰ってきません。300mほど引き返して耳を澄ますと、キャンキャンと悲鳴を上げています。

どうやらイノシシ用のワナにかかったようです。生憎大型の懐中電灯が見つからないので単三を使ったLED電球のライトを持ち、普通の服にスパイク付の長靴をはき、護身用のヤリを携えて、暗い山林に分け入りました。暗いので手さぐり状態で通り道を探し、レイ君の悲鳴を頼りに50mほど登ると、やはりレイ君がワナにかかっていました。暗いので名札が見つかりませんでしたが、因島以外の人のワナのようです。幸い怪我は、擦り傷程度で、ワナから反してやるとビッコも引かずに歩いていました。

治療は表面だけのスリキズだけなので、マムシを焼酎に漬けた「ハミ焼酎」をスプレーしてやりました。


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